ゼラニウムとは?
ゼラニウムとは、フウロソウ科ペラルゴニウム(テンジクアオイ)属の多年草のこと。数百種の品種が存在し、花の色も赤やピンク、サーモンピンク、白など様々ですが、香料として使用する品種はローズゼラニウムと呼ばれ、スペイン、イタリア、モロッコなど様々な地域で栽培されていますが、エジプトと中国が最も大規模です。実の形が鶴のくちばしに似ていたことから、ギリシア語のゼラノス(鶴)という単語に由来し、ゼラニウムという名前になった説が濃厚だそう。葉っぱがざらざらとしており、さわるとバラのような香りを放ちます。花から香りがするイメージがありますが、香料は葉と茎から抽出します。
ゼラニウムの精油は、茎と葉を水蒸気蒸留法で抽出して採取しています。甘いバラのようなフローラルノートに、フレッシュなグリーンのハーバルさが混ざったような香りが特徴。甘さとフレッシュさという二面性が同居するゼラニウムの香りは、ユニセックスなフローラルノートとしても幅広く受け入れられています。感受性を高めたり、自分の感情を素直に受け入れられるような気分にしてくれたり、リラックス度を高めるサポートをしてくれますよ。
中世ヨーロッパでは、素晴らしい治癒力を持つ薬草として用いられていたほか、悪霊を追い払う効果があると信じられ、玄関にゼラニウムを植えて魔除けにしていそうです。その後、蒸留技術の進化とともに、19世紀ごろから香水や化粧品の香りづけとして盛んに活用されるようになりました。
労働環境や自然環境にも配慮したエジプト産ゼラニウム
ベレアラボが使用しているエジプト産ゼラニウムの精油は、フォーライフ認証(※)を取得した原料です。蒸留過程での水の節約などの新たな技術革新を取り入れながら、香りの品質向上や生産効率化に取り組んでいます。サステナブルな生産体制を整えることは、その土地の生活の質を向上し、より安定した豊かな社会を実現することを意味します。香りとしても特徴的で、他の地域で生産されたものに比べグリーンな香りが強く、ゼラニウムリーフとフローラルローズの香りに、ミントのようなフレッシュな香りが潜んでいる多面的な香りです。丸みと力強さが特徴で、フレッシュでエネルギーに溢れています。エジプト産のゼラニウム自体は、フランスのフレグランスメゾンの香水にも起用されるなど、爽やかなフローラルノートとして珍重されています。
※フォーライフ認証とは:透明性、環境安全性、公式な労働条件、生産者や地域社会との良好な関係といった持続可能性の基準を満たしていることが認められたエコサート(ヨーロッパの有機認証団体)の認証システムです。
ゼラニウムの香りを暮らしに取り入れ、ありのままの自分を受け入れよう
ゼラニウムをはじめ、ジンジャー、イランイラン、ローズなどをブレンドした『ピュリファイイング ジンジャー』は、上品な華やかさとシルクのような滑らかさを兼ね備えた香り。お仕事終わりの時間や、オフタイムにお部屋にルームフレグランススプレーをミストしたり、フレグランスオイルをアロマストーンに垂らし寝室に置いて、パーソナルな空間の香りに使用することで自己肯定感を高めてくれます。よりセンシュアルな気分を高めながら、ありのままの自分を受け入れる余裕を与え、気持ちを落ち着かせてくれるでしょう。
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