今回ご紹介するのは、福島県のプロサッカークラブ「いわきFC」との取り組みです。
サッカーと香り。少々意外な組み合わせに思えますが、いわきFCとベレアラボは2018年より「香りをいかにパフォーマンス向上に役立てるか」というテーマで検証を行ってきました。
年間40試合以上を戦うハードな日々を過ごす選手たちにとって重要な「休息」の質を高めるため、ベレアラボの香りを取り入れています。
香りで選手達の休息をサポート
現在、J2に所属するいわきFCは、2022年、創設から6年という異例の早さでJリーグ入りし、初参戦でJ3を制覇する快挙を達成しました。2023年からは、戦いの場をJ2に移しています。
いわきFCは平均年齢22.9歳と、Jリーグ随一の若いチームです。創設当初から「日本のフィジカルスタンダードを変える」というスローガンを掲げて、筋力トレーニングやスプリントトレーニングによる身体づくりを重視してきました。
そのため、他チームの選手と比べても、選手達の身体は筋骨隆々。若さと鍛え上げた身体の強さを前面に押し出し、試合が終わるまで止まらず、倒れずに走り続けるサッカーを展開します。
年間40試合以上を戦い抜くために必要なのは質の高い休息ですが、「試合前日の不安感や、試合当日夜の精神的疲労感でよく眠れない」と語る選手がおり、チームはそれを問題視していました。
鍛えるだけでは心身がもたない。サッカーをしていない時間にしっかりと休息を取り、コンディションを整えた上でゲームに臨んでほしい。
私たちはそう考え、2019年にいわきFCとパートナーシップ契約を締結。香りを活用して選手たちの休息をサポートし、コンディションの改善を目指してきました。
まずは2019年から2020年にかけ、試合前にグリーンの香り「Restful Green(レストフル グリーン)」を使った試合と使っていない試合で、精神的な疲労の軽減や回復が見られるかを検証。この結果を踏まえ、クラブハウスのロッカールームとスパイクルームにディフューザーを設置し、グリーンの香りを空間に漂わせ、練習や試合の合間の休息をサポートしました。
その後、2022年からは試合に向けた休息サポートにとどまらず、選手個々に香りを選んでもらい、プライベートの時間に活用してもらう取り組みをスタート。選手に指輪型のスマートデバイス「Oura Ring(オーラリング)」を着用してもらい、睡眠をトラッキング。練習や試合以外の時間やシーンごとに香りを使い分けていただくことで、休息の質の向上を図っていきました。
その結果、自宅で好きな香りを使うことが気持ちの切り替えにつながり、コンディションにいい影響をもたらすことを、選手たちはしっかりと認識するようになりました。自宅では「ナチュラル アロマディフューザー」を使って、香りに包まれたリラックス環境を作り、遠征には手のひらサイズの「ラバロック ミニ アロマディフューザー」を持参して、自宅に近い環境をつくることを心がけている選手も多いようです。
2024年シーズンも、選手達は香りを日々の休息に取り入れています。現在の活用法をミッドフィールダーの山下 優人(やました ゆうと)選手、ディフェンダーの石田 侑資(いしだ ゆうすけ)選手に聞いてみました。
「帰宅後に身体を休める時や、寝る前に香りを活用」山下 優人選手
チームがJリーグに参戦する前から在籍し、2022~2023年にはキャプテンとしてチームを支えた山下 優人選手。チームで最も熱心にトレーニングに打ち込み、シーズン中は完全なオフをほぼ取らない生活を送っていましたが、自身として納得できる結果を得られなかった昨シーズンを経て、休むことへの意識が変わりつつあるそうです。
「まだまだ力不足でしたね。思うように勝てず、J3への降格が見える状況にさらされるなど、難しさを感じた1年でした。J2は1試合1試合の緊迫感がぜんぜん違う。身体にかかる負担が大きくなったことで、休息の大切さを実感するようになりました」
そんな山下選手は、普段の香りの活用についてこのように語ります。
「自宅で 『INSPIRING KODO(インスパイアリング コードー)』、『SINGING SHINCHA(シィンギング シンチャ)』、『BRIGHTENING CITRUS(ブライトニングシトラス』などを使い分けています。中でも一番気に入っているのは 『INSPIRING KODO(インスパイアリング コードー)』。練習が終わって帰宅し、身体を休める時、あとは寝る前に使うこともあります。
それほど広い部屋に住んでいるわけではないので、リビングにナチュラル アロマディフューザーを置いておけば、部屋全体に香りが行きわたります。気分を変えたい時に インスパイアリング コードーの香りをかぐと、安らぎを感じますね。それと時々、ルームスプレーを使うこともあります」
入団6年目の27歳。昨年まではチームの練習が休みの日でも、グラウンドに来て身体を動かすのがルーティーンでした。でも今年に入り、考え方が変わってきたそうです。
「年齢的にはまだまだ十分やれますが、疲労を残さないためにも、しっかり休息を取って身体を回復させたい。100%の体調で練習と試合に臨むため、今年からオフの過ごし方を変えていきたいですね。より休養を重視して、オンとオフのメリハリをつけた生活を送ろうと思います」
2019年から在籍する山下選手は、チーム3番目の年長者です。ベテランとなりつつある今、効果的なリカバリーは大きなテーマ。香りが質の高い休息につながり、ベストコンディションに導いてくれることを期待しています。
「香りで『さあ寝よう』という気持ちに」石田 侑資選手
プロサッカー選手にプレッシャーはつきもの。責任感が強く完璧主義の石田侑資選手は、以前から睡眠の浅さに悩まされていたそうです。
「夜に必ず一度は起きてしまうんです。ひどい時は、寝ている間に4回ぐらい起きてしまっていました。睡眠のデータを見ると、覚醒している時間が3時間もあった、なんてことも…。少しでもよく眠れるよう、寝る前に温かい白湯を飲んだり、いろいろなことを試してきました」
昨年いわきFCに移籍したことで、香りがパフォーマンスとコンディションの向上にいい影響をもたらす可能性があることを知りました。
「今、香りにすごく興味を持っています。今は『FLOWING COTTON(フローウィング コットン)』と『INSPIRING KODO(インスパイアリング コードー)』の2種類を寝る前に使っていて、特に気に入っているのは インスパイアリング コードーです。この香りを嗅ぐと本当に落ち着きますね。『ナチュラル アロマディフューザー』や『ラバロック ミニ アロマディフューザー』で香りを部屋中に広げると、『さあ寝よう』という気持ちになれます」
移籍2年目の21歳。大きな期待を背負って入団したものの、昨年はケガを繰り返して不完全燃焼で終わりました。自分の持ち味を出せず、責任を感じた1年だったと語ります。
「でも、ケガを重ねたことで自分の身体をよく知ることができたのも確か。2024年は間違いなく、人生の大切な分岐点になる。だから、いい睡眠を取ってしっかりと体調を整え、今年こそ結果を出したいです」
石田選手はそのように、強い決意を語ってくれました。香りを活用してコンディションを整え、活躍してくれることを期待しています。
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いわきFCでは他にも多くの選手が、ベレアラボのルームフレグランスをコンディショニングに役立てています。チームがJ2参戦2年目に狙うのは、リーグ上位進出。「そのためにはハードなトレーニングとともに、睡眠とリカバリーも重視していきたい。香りが選手の休息をサポートしてくれると期待しています。」とチーム強化部の平松さんは語ってくれました。
香りの新しい可能性を拓く、いわきFCの選手たちとの取り組み。2024年も、彼らの熱い戦いを応援しています。
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INSPIRING KODO(インスパイアリング コードー) | SINGING SHINCHA(シィンギング シンチャ) |
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BRIGHTENING CITRUS(ブライトニング シトラス) | FLOWING COTTON(フロ-ウィングコットン) |
ナチュラル アロマディフューザー | ラバロック ミニ アロマディフューザー |